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yuenono8787

自然教育園③(4月)


 今回、目を奪われたものは、写真のエビネランです。このエビネランは、過日のいけばな展で貴重な花として、裏で大切に大切に管理、養生しておりました。にもかかわらず、自然教育園で、数か所で群生しているのを見つけ、まず、群生していることに驚き、そして、脱力しました。こんなにも力強く育つならば、我が家でも育ててみようと思います。ここでは、本当に様々な発見があります。

 もう一つ、目を引いたのはホウチャクソウです。ホウチャクソウが、日向にも日陰にも、とにかく、たる所に群生して、かわいらしい白の筒状の花を咲かせていました。ホウチャクソウ(宝鐸草)は仏教寺院の四隅の軒先に吊り下げられた飾りから名付けられたものだそうですが、他にもケマンソウ(華鬘草、別名タイツリソウ)など、仏教関連で付けられた名前を持つ花は、奥ゆかしいような気がします。

 水生植物園では、カキツバタ(杜若)の蕾が葉の高さより低い位置にあるのを見て、山村御流のカキツバタの生け方の意味に思いを寄せ、また、カキツバタとハナショウブの葉の特徴の違いもよく観察することができました。そして、カキツバタは水辺、ハナショウブは水辺、あるいは、湿地、そして、アヤメが乾燥した地に咲くことも確認することができました。

 次回、どのような植物に出逢えるのか楽しみです。


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