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瓊花(ケイカ)という花

今年は1月から友と奈良巡りをしています。

1月には、興福寺、東大寺、春日大社の王道コース。3月には、法隆寺、中宮寺、法輪寺、法起寺など、斑鳩コース。そして、この5月の連休には、明日香に行って来ました。今回は、京都芸術大学の一般向け講座(藝術学舎)の1泊2日のコースで、大学の先生方が解説してくださいました。ほとんどの遺跡は埋め戻されていて、田んぼの下やよそ様のお家の下にあったのですが、伽藍の配置や瓦の紋様が大事であることを、今更、知ることになりました。今まで行った、東大寺や法隆寺も、その知識があれば、味わい方も違っていたであろうと思いました。

翌日、気を取り直して、西の京の薬師寺と唐招提寺を巡りました。唐招提寺は国家権力と強い繋がりがなかったせいでしょうか、なぜか落ち着く場所として、何度も訪れています。唐招提寺では、ちょうど、瓊花(ケイカ)という花が公開されていました。その花は鑑真和上(688~763)の故郷、中国江蘇省揚州市の名花で、鑑真和上が来日を要請された場所の庭で大切に育てられてきた花だそうです。花はとてもよい香りがし、紫陽花のようですが、葉がまるで違います。スイカズラ科ガマズミ属の植物だそうです。1300年もの昔に鑑真和上が愛でられた花かと思うと、なぜかロマンを感じました。


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