2023年11月14日
無鄰菴 ―琵琶湖疎水が織りなすお庭―
京都で紅葉が始まった頃、琵琶湖とその疎水が織りなすお庭を巡ってまいりました。 京都のお庭には様々なものがあり、禅宗寺院の枯山水、二条城のように池を中心にしたお庭、そして、もはや庭とは言い難い桂離宮や修学院離宮の庭園(???)、みなそれぞれに個性、そして四季の風情もあり、それ...
2023年10月22日
自然教育園⑨(10月) シモバシラ
ようやく、心地よい中で観察できる季節となりました。教育園はまだ紅葉には遠く、少し疲れた緑におおわれていました。ただ、ハゼノキだけは少し色付いていました。 今回出会えてくれた花で、嬉しかったのは、シモバシラです。ネーミングがユニークなせいでしょうか、どんな花がいつ咲くのだろう...
2023年10月14日
黄檗山万福寺 ―普茶料理―
宇治の黄檗宗萬福寺に行って参りました。 まず、写真の植物は黄檗樹(和名:キハダ)です。ご開山様の隠元禅師(1592-1673)が来朝される前に住持でいらした中国福建省福州府福清県の黄檗山萬福寺(古黄檗)がある山には、この黄檗樹(和名:きはだ)が繁茂していたそうで、そこから山...
2023年9月28日
ガーデンデザイン
立川にある「PLAY」という複合文化施設に行っててきました。 広大な中央広場を囲うように、ミュージアム、多機能ホール、オフィス、ショッピングエリア、ホテル等が配されているすてきな場所です。そこに郷愁に誘われて、「エルマーのぼうけん展」を観に行ってきました。エルマーはさておき...
2023年9月24日
自然教育園⑧(9月)トラノオスズカケ
日中の東京はまだ暑いですが、自然教育園の中は快適です。 今日、一番にご紹介するのは、トラノオスズカケ(コバノハグサ科)です。自然教育園の情報によると、本来は四国や九州に生育する植物で、関東には自生しない絶滅危惧種指定の植物です。教育園のトラノオスズカケは江戸時代に松平讃岐守...
2023年9月16日
重陽の節句 菊尽くしのお稽古
「菊尽くし」のお稽古は毎年秋に一回するのですが、今年は「重陽の節句」に合わせて、9月の上旬にもってきました。関東では関西より「重陽の節句」の存在が知られていないような気がし、花を通して、五節句の一つをお伝えしようと思ったのです。...
2023年8月23日
速水御舟 ―山種美術館―
お盆、マティス展の後に訪れたのは、山種美術館の特別展「日本画に挑んだ精鋭たち」です。 明治の日本画をよく見に行きますので、タイトルにあった菱田春草、上村松園、速水御舟などの画家名に惹かれました。マティス展の後、クールダウンするにはちょうど良いような気がしました。...
2023年8月13日
自然教育園⑦(8月)キツネノカミソリ
自然教育園の植物も、すでに夏に疲れているかの様子でした。植物園全体が鬱蒼として暗かったです。常緑樹が生い茂った結果といえば、それまでのことなのですが、ムサシアブミの大きく育った葉はぐったりとして、かつての勢いはなく、先月咲き誇っていたヤマユリは朽ち果てておりました。夏は植物...
2023年8月10日
マティス展
今年のお正月、毎月一回は何かの展覧会に行こうという目標を立てたのにもかかわらず、この目標は達成されていないと感じつつ過ごしておりました。それを挽回すべく、お盆休みに展覧会の梯子をしようと思い立ちました。 さて、何を見に行こうかと思っていた折に、BS3で『果てしなき絶景 マテ...
2023年7月22日
自然教育園⑥(7月)ヤマユリ
熱中症にならないように、曇りの日を選び、朝一、行って参りました。今日の一番は、なんと言っても、ヤマユリでしょうか。夏の女王と言わんばかりに、明るい武蔵野植物園近辺で咲き誇っていました。見る者を圧倒します。 それとは対照的にヤブミョウガが真っ白な小さな花を付け群生している姿...